光軸調整が欠かせない理由
ヘッドライトのバルブを交換する際には、必ず光軸調整を行う必要があります。どの車種においても、特別なケースに限らず、バルブ交換後の光軸調整は必須です!
光軸がずれてしまうと、適切な配光が得られなくなります。これによって視認性が低下し、他車に対して幻惑を引き起こす可能性があります。そのため、光軸調整は必ず実施しましょう!
光軸調整の方法と手順
光軸調整方法の概要
光軸調整を行うためには、以下の方法を使用します。
- レンズリフレクターの上下調整: 光軸の高さを調整するためのネジ操作。
- レンズリフレクターの左右調整: 光軸の方向を調整するためのネジ操作。
これらの調整をバランスよく行い、少しずつ調整していくことが重要です。急激に調整すると光軸が大きく狂ってしまう可能性があるため、注意が必要です。
光軸調整までの流れ
- 壁に車両を垂直に停車させる: バルブ交換前に壁あてを行い、純正球の光軸の基準点をマーキングします。適切な距離を保つことが調整の正確性に影響します。
- カットオフラインの確認: カットオフラインはすれ違い前照灯の明るさを調整するための重要な要素です。適切な位置にカットオフラインを保つことで、他車への眩しさを軽減できます。
- エルボ一点の特定: カットオフライン上の光が屈折するエルボ一点を特定します。この点からの光が遠くを照射し、上昇した部分は歩道を照らします。
- 純正バルブでマーキング: カットオフラインとエルボ一点の位置を純正バルブを使用してマーキングします。
- 光軸調整: 上下左右のバランスを見ながら、壁の光を観察しながら調整を行います。マーキングした位置にカットオフラインとエルボ一点が重なるように調整します。
ハイビーム・フォグランプの光軸調整
ハイビームの光軸調整
ハイビームの光軸調整は、ロービームと同じくマーキングを行いながら調整を行います。ただし、ハイビームにはカットオフラインが存在せず、照射光の中心点を調整の基準とします。
ロービームと一体型のリフレクターを持つ場合、ロービームの調整と同時にハイビームの位置も変わることに留意しましょう。
フォグランプの光軸調整
ヘッドライトの光軸調整と同様の手順で、フォグランプの光軸も調整が可能です。純正球の配光をマーキングしてから、バルブ交換後に調整を行いましょう。
一部の車種では上下方向の調整しかできない場合もありますので、注意が必要です。
まとめ
光軸調整はヘッドライトのバルブ交換後に絶対に行うべき作業です。適切な光軸調整を行うことで、最適な配光が得られ、視認性が向上します。また、光軸調整を怠ることで他車に迷惑をかける可能性もあるため、安全運転の観点からも重要です。
バルブ交換を行った際には、ぜひ光軸調整を忘れずに実施してください。これによって安全で快適なドライビングを実現できます
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