テール/ストップランプのLED化を検討してるんだけど。LED化しても車検に通るのかな?基準とかあるのかな?
このような悩みはありませんか?
通常LEDと言えば
・超寿命化
・点灯のキレがいい
・消費電力を抑えられるなど。
様々なメリットを得られるパーツ。
テール/ストップランプも当然ながら恩恵を受けられるので、ハロゲンバルブを使っている方なら一度は取り付けてみたいと思う方も少なくないでしょう。
ですが、LED化した場合に問題になるのが車検問題。
「バルブをLEDに交換しても車検に通るのか?」というのが悩みの種になってくる訳で…
実際に分からないから取り付けを迷う方もいますよね?
そこで今回弊社suparee(スパリー)では、テール/ストップランプをLED化した際の車検問題について詳しく解説していきます。
- テールランプのLED化に伴う車検問題
- ただし通すためには見合った条件をクリアする必要が
- 条件1:テール/ストップランプの色問題
- 条件2:テールとストップランプの光量
- 条件3:バルブの個数
- 条件4:テールランプの明るさ
- 条件5:視認性
- 車検に適合させるためにできること
- 適合しない色は選ばない
- 安さだけでバルブを選ばない
- 購入前に車検に通るかわからない場合の対策
- 実際に使っている人のを参考にしよう
- 車検適合表記を参考に選んでみよう
- 記事のまとめ
テールランプのLED化に伴う車検問題
まず、「テールランプのLED化は車検に通るのか?」について。
結論を先に書くと、LED化しても車検には全く問題ありません。
理由としては特に道路交通法に記載がないためです。記載があればNGですが…
LEDだからダメとは記載が無いので大丈夫です。
ただし通すためには見合った条件をクリアする必要が
ですがあくまで『LEDでも大丈夫ですよ。』と言うだけで、当然条件をクリア出来ないと車検には通りません。
条件1:テール/ストップランプの色問題
1つ目はテールランプの色です。
point:基本的にテールランプの色は赤色と決められていて、他の色で通ることはありません。
テールランプの色に関する内容は以下に記載があります。
第128条 尾灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第37条第2項の告示で定める基準は、次の各号に掲げる基準とする。この場合において、尾灯の照明部の取扱いは、別添94「灯火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章第2節及び同章第3節関係)」によるものとする。
二 尾灯の灯光の色は、赤色であること。道路運送車両法第128条より
尾灯。つまりは、テールランプの色は赤色にしましょうね。と言う事。
また、尾灯が赤と言う事で制動灯も同様に
赤にする必要があります。
第212条 制動灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第39条第2項の告示で定める基準は、次に掲げる基準とする。この場合において、制動灯の照明部の取扱いは、別添94「灯火等の照明部、個数、取付位置等の測定方法(第2章第2節及び同章第3節関係)」によるものとする。
三 制動灯の灯光の色は、赤色であること。
⇒制動灯の灯光の色は、赤色であること。
制動灯。つまりはブレーキランプの色は赤色にしましょうという意味。
そのため、合わない色にした状態で走行させる
事は違反行為(整備不良)になります。
条件2:テールとストップランプの光量
2つ目はテール/ストップランプの光量です。
point:基本的にテール/ストップランプの光量差は5倍以上と決められています。
理由はテール/ストップを同時に点灯させる
場合に違いを分かりやすくするため。
と言うのも、本来テールランプは後続車に存在を知らせる事を目的。ストップランプは減速する事を後続車に知らせる事を目的としています。
どちらも本来の目的が違う為、仮に同時に点灯する事が
ある場合同じだと見分けがつきにくくなります。
(例)夜間走行時。
夜間はテールランプが常時点灯を義務化されています。
その際に減速の為にブレーキを踏むと、光量差がないと後続車には当然ブレーキを踏んでいるとは思えずに減速が遅れる危険があります。
その結果として減速が間に合わずに追突する危険性も…
逆に光量差があれば目視でも確認ができるので最悪の事態を防ぐ事ができます。
そのこともあり、テールとストップランプの
光量差が車検問題でも関係してきます。
条件3:バルブの個数
テール/ストップランプには個数の制限があるので、何個でもいいという訳ではありません。
2個もしくは4個と決まっているので、
数を間違わないようにしましょう。
たとえば、純正で2個なのに
テール/ストップランプを3個つける。
これは個数制限をオーバーしているので、
色で基準をクリアしていても車検には通りません。
条件4:テールランプの明るさ
4つ目はテールランプの明るさです。
point:テールランプ(尾灯)は基本的に夜間にその後方300mの距離から点灯を確認できるものと言うのがあります。
テールランプの色に関する内容は以下に記載があります。
第318条 尾灯の灯光の色、明るさ等に関し、保安基準第66条の9第2項の告示で定める基準は、次の各号に掲げる基準とする。
一 尾灯は、夜間にその後方300mの距離から点灯を確認できるもの
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示318条より
夜間にその後方300mの距離から点灯を確認できるものを取り付けましょうね。と言う事。
また明るさを確保できたとして、どの明るさ
でもいいという訳ではありません。
同じ318条に『他の交通を妨げないものであること。』と言う記載もあるので、爆光過ぎるのもNGです。
条件5:視認性
かといって視認性が悪く暗くなるものは車検に通りません。
保安基準第318条第に記載がある通り、夜間でも後方300m離れた位置から点灯を確認できなくてはいけません。
光が弱すぎて確認できなかったら『何のためについてるの?』そうなりますよね。
なので、視認性も視野に入れて探してみましょう。
車検に適合させるためにできること
ここまでがテール/ストップランプをLED化する場合の車検基準となりますが…
適合させるためにはどんなことを実践するのが
いいのか?というのがここからの内容です。
特に現在ハロゲン球を使用していて、LEDに交換を検討している方は参考にしてみてください。
適合しない色は選ばない
1つ目として適合しない色は選ばないこと。
上記でも言ったように、LEDで適合
する色は赤色だけです。
そのため、LED化する場合は必ず赤色を選びましょう。
安さだけでバルブを選ばない
2つ目は安さだけでバルブを選ばない事です。
LEDバルブも様々で安いものから高いものまで種類があります。
そんな時、大抵の方は高いバルブよりも出来るだけ安い物に惹かれてコストを抑える傾向にありますが…
安さだけを基準に選ぶと
・暗すぎて車検に通らないなど。
購入後に損をするリスクが高くなります。
かといって高ければいいという訳でもありません。
値段も大事ですが一番は性能です。安くてもメーカーによっては性能面がいいバルブもあるので、どんな効果を期待できるのかを明確にしたうえで選ぶと失敗するリスクを減らせます。
購入前に車検に通るかわからない場合の対策
購入後に実は適合しなかった。などのリスクを減らすために、ここからは購入前に知るための対策をご紹介します。
実際に使っている人のを参考にしよう
1つ目は実際に使っている人のを参考にする事。
友人や知人その他など。実際にLEDバックランプを使っている人のレビューを参考にするとリスクを減らせます。
おすすめとしては、○○(商品名)レビューなどで検索をかけると実際に使っているウインカーの明るさなどを知るきっかけを作れます。
車検適合表記を参考に選んでみよう
また、車検適合表記を参考に
選んでみるのもおすすめです。
ただこの場合車検適合表記=必ず通るとは限らないので、そのほかの項目も確認しながら選ぶといいでしょう。
このように、
・車検項目
・車検に適合させるためにできること
・購入前に車検に通るかわからない場合の対策
3つの観点から考えながら選ぶと購入してから失敗するリスクを減らせます。
記事のまとめ
以上、テール/ストップランプLED化の車検問題について解説しました。
今回の記事のおさらいです。
ただし通すためには見合った条件をクリアする必要が
条件2:テールとストップランプの光量
条件3:バルブの個数
条件4:テールランプの明るさ
条件5:視認性
安さだけでバルブを選ばない
車検適合表記を参考に選んでみよう
記事でもわかるようにテール/ストップを
LED化すること自体に問題はありません。
ただ、適合させるためにはいくつか条件をクリアする必要があります。初歩的な事から意外な問題まで。
逆に条件をクリアできればLED化しても普段から使う事ができるので、これから先の車検でも指摘されてその都度戻す必要もなくなるので検討している方は是非とも参考にしてみてください。
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