エンジンを切ったのにテール/ストップランプが消えないんだけど。どんな原因があるの?実際に起きた場合はどう対処すればいい?
こんな悩みはありませんか?
車に長く乗り続けると、ふとした時にテールランプもしくはストップランプが消えなくなったという事例がたまにあります。
本来であれば、
・スモールスイッチONで点灯。
・スイッチOFFもしくはエンジンを切るとテールも強制的に消灯する仕組み。
・ブレーキを踏むと点灯
・ブレーキを離すとストップランプも強制的に消灯する仕組み。
でもなぜか消えないテール/ストップランプ。
消えない=放置するとバッテリーが上がる危険性も。
ですが、いざそうなった場合に原因が理解できないと対処する事はできませんよね?
そこで弊社では
✅対処方法
✅防ぐ為に出来る対策
順を追って解説していきます。
これから先に起こった場合の参考にもなるので、この機会に覚えてみましょう。
一、テール/ストップランプが消えない原因
1、テールランプが消えない原因について
テールランプが消えない原因は
・パーキング(P)ランプがONになっている
・漏電している3つがあります。
スモールスイッチの消し忘れ
1つ目はスモールスイッチの消し忘れです。
よくあるパターンとして、スモールスイッチを消し忘れるという点が挙げられます。
スモールスイッチは画像のもので、ポジション
ランプやナンバー灯などにも連動するスイッチです。
A:スモールスイッチってエンジン切れば強制的に消えなかったっけ?
筆者:最近の車は消えるんだけど、それ以前の車だと点いたままの場合が多いね。
なので忘れた場合にそのままエンジンを切ってしまうと、テールランプは消えずについたままの状態になります。
結果、消し忘れをトラブルと勘違いするというパターンです。
パーキング(P)ランプがONになっている
2つ目としてパーキングランプをONにしている点です。
パーキングランプはスバル車や一部の
車に取り付けられていたパーツです。
ONにする事で強制的にランプを点灯させるというものです。
漏電している
3つ目は漏電の可能性です。
漏電は名前の通り電気が漏れる事。つまりは本来のルートを外れて電気が流れる現象をいいます。
たとえば本来の目的がイルミ電源と仮定した場合。
・逆にOFF状態では電気は流れない仕組みです。
しかし、スイッチのON/OFFに関係なく
常に電気が流れてしまう。
この現象が漏電です。
今回の場合は常に電気が流れる=常時電源となるため、エンジンを切ってもテールランプは消えなくなります。
2、ストップランプが消えない原因について
ブレーキランプが点灯したままで消えない…という方は、
『※ストッパーゴムの破損』が原因です。
check:※ストッパーゴムは、画像で言う丸いくぼみの中に入っている部品。
ストッパーゴムの破損が関係する理由はストップランプの仕組みにあります。
ストップランプと言えば、ブレーキを踏むと点灯。離すと消灯する仕組み。
ブレーキペダルの上部にブレーキペダルスイッチと呼ばれるスイッチがあり、
・ブレーキを離すとストッパーゴムにスイッチが当たり消灯。
と言う流れになっています。
そのため、ストッパーゴムが破損する事で接点が常に離れた状態。つまりは常に電気が流れた状態になるので消えなくなるという訳です。
二、消えない場合の対処方法
合わせて次は実際に、原因が起きた場合に出来る
対処方法について見ていきましょう。
1、テールランプが原因の場合の対処方法
テールランプが原因の場合には
・漏電箇所を特定する
いずれかのやり方で対処をしましょう。
スモールスイッチやパーキングランプをOFFにする
1つ目はスイッチ関係が原因の場合。
・パーキングランプをOFF
いずれかの作業をしましょう。
スモールスイッチの場合は、ライトマークの
箇所をOFFに合わせる事で調整ができます。
パーキングランプは奥側に押すとON。
手前でOFFになるので、スイッチが手前に倒れた状態にするといいでしょう。
漏電箇所を特定する
2つ目は漏電箇所を特定する事です。
スモールスイッチやパーキングランプでもない
となれば、可能性で考えられるのは漏電です。
先にも言ったように、本来のルートとは別に
電気が流れるのが漏電です。
今回で言えばエンジンを切ってもテールランプが消えない。=OFF状態で流れる電気は常時電源かも?と過程ができます。
そこから常時電源かどうかを確認するには、
【検電テスター】を活用すると便利です。
point:※検電テスターは、探している電気に先端を当てる事でどの電気なのかわかる補助パーツです。
例えばACC電源を探したいなと思えば。
キーをACCの位置に合わせた状態で、検電テスターを当ててLEDが光ればその配線にACC電源が流れている証となります。
常時電源なら、エンジンOFF状態で検電テスターを当ててLEDが光ればその配線に常時電源が流れている事となります。
使い方次第で電気の流れを確認できるので、
漏電箇所をたどっていくことができます。
2、ストップランプが原因の場合の対処方法
ストップランプが消えない原因の対処方法については、新品のストッパーゴムに取り換える事で対処ができます。
ストッパーゴムが破損する事によって消灯する仕組みができなくなっているので…
車種に適合したゴムを同じ箇所に付けなおす事で、ストッパーゴムにスイッチが当たり消灯となります。
とはいえ新品のストッパーゴムを手に入れる事ができれば、それに越したことはないのですが…
壊れたからといってすぐに交換ができるとは限りません。
在庫があれば話は別ですが、パーツ注文⇒商品到着⇒交換の手順を踏むことになるので、知り合いのつてがなければすぐにはそれも難しいでしょう…
かと言って、待つ間にバッテリーが上がる危険性もあるため早急に対処する必要があります。
そんな時には代用品として『クリップ』が役立ちます。
もちろんぴったりと言う訳ではないので
応急という形ですが…
ストッパーゴムと同じ要領ではめ込むことで、クリップがスイッチに押し当てられて消灯できます。
また、1円玉で代用するのも1つの手です。
赤〇部分に1円玉×2枚を挟み込んだ状態で、
ビニールテープなどで固定しましょう。
A:どうして2枚必要なの?
筆者:1枚だと薄すぎてスイッチに当て切らないからだね。
大きさにはちょうどいいのですが、厚みが少し足らないので1枚では不足です。
そこで応急処置として使う場合には2枚を挟み込んで使用することがおすすめと言う訳です。
このように使い方によってさまざま代用が効くので、もしなった場合には自分に合った方法で活用して早めのスイッチ交換を心がけるといいでしょう。
三、テール/ストップランプの消えない問題を防ぐために
日ごろから合った方法で対策をすることで、
突然消えなくなる症状を防ぐ結果となります。
なので、ここからは参考として自分なりに実践してみるといいでしょう。
1、日ごろからの点検や必要なパーツを揃えておく
1つ目は、日ごろからの点検や必要なパーツを揃えておく事です。
日ごろからの点検をすることで、ふとした時にスイッチ類の消し忘れやパーツの破損を見つける事ができます。
また、必要なパーツを事前に揃えておけば点検時に問題箇所を見つける⇒破損箇所のパーツを早急に交換すると言った事ができます。
2、長く使い続けたパーツは交換をする
2つ目は長く使い続けたパーツは交換をすることです。
特にストッパーゴム。
ストッパーゴムはブレーキランプの消えない原因に関係する部品ですが…
ゴム自体も消耗品なので、いつまでも使い続けることはできません。
ふとした時に破損して消えなくなる原因にもなりかねないので、早めに交換して防ぐ事もおすすめです。
例えば走行距離8万km。10万kmなど距離が進むにつれて劣化しやすくなるので一定の距離を目安に考えておくといいでしょう。
四、記事のまとめ
以上、車のテール/ストップランプが消えない原因と問題解決に向けた対処方法をご紹介しました。
今回の記事のおさらいです。
・スモールスイッチの消し忘れ
・パーキング(P)ランプがONになっている
・漏電している
【ストップランプが消えない原因について】
・ストッパーゴムの破損
・スモールスイッチやパーキングランプをOFFにする
・漏電箇所を特定する
【ストップランプが原因の場合の対処方法】
・ストッパーゴムを交換する
・代用としてクリップや1円玉もアリ
・長く使い続けたパーツは交換をする
記事でもわかると通り、消えない原因にはスイッチ類の消し忘れやストッパーゴムの破損があります。
単純な消し忘れから部品の破損が元で起こることなど様々ありますが、順を追って進めていくことで原因にたどり着くことができます。
一見すると難しいかもしれませんが…
原因さえわかってしまえばあとは対処をするだけなので問題解決に繋がります。
なので、これから先テールやストップランプで消えない原因に見舞われた際には上記の内容を疑って対処してみましょう。
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